皆さん、こんにちは!👋✨
先日、大阪経済大学特命教授であり経済評論家としてご活躍の岡田晃氏をお招きし、「戦後80年 日本経済の軌跡と岐路~復興・成長・バブル・停滞・そして次のステージへ~」の講演を収録しました。🎥 その充実した内容を、いち早く皆様にお届けします。
今年は戦後80年の節目の年であり、同時に昭和100年という大きな節目でもあります。この講演では、昭和の激動の経済史を振り返りながら、現代の日本経済が直面する岐路と、そこから学ぶべき教訓について深く掘り下げられました。歴史から何を学び、未来へどう活かすか。そのヒントが満載の、まさに必聴のセミナーです!💡
📊 戦前20年の経済危機と「高橋財政」の教訓
講演は、戦前の20年に日本を襲った経済危機から始まりました。第1次世界大戦後の反動不況、関東大震災、そして昭和恐慌と続く激動の時代。この経済危機が、実は平成のバブル崩壊とその後の時代と非常に酷似していると岡田氏は指摘します。歴史は繰り返す、という言葉を実感させられますね。😨
しかし、日本はそこから一度立て直します。その立役者が、当時の大蔵大臣を務めた高橋是清氏。彼は、現在のリフレ政策の先駆けとも言える先進的な経済政策(金輸出の禁止による金融緩和と円安、積極財政への転換、金利引き下げ)を断行し、激しいデフレから日本経済を回復させました。この「高橋財政」の成功は、まさに現代の経済政策を考える上でも示唆に富むものでした。📈✨ 短期間で景気回復を成し遂げた手腕には、驚きを隠せません。
⚔️ 世界を分断した「関税合戦」の教訓
さらに岡田氏は、世界大恐慌時代に行われた「関税の引き上げ合戦」が、第2次世界大戦の経済的背景を作ったという恐ろしい教訓にも触れました。アメリカのスムートホーリー法を皮切りに、各国が報復関税をかけ、経済ブロック化が進んだ結果、世界の貿易額がわずか3〜4年で3分の1にまで縮小したという事実は、現代の国際情勢にも警鐘を鳴らします。🌍💔 今、再び世界が分断されつつある状況に、私たちはどう向き合うべきか。歴史から学ぶべき重いテーマです。
🇯🇵 奇跡の戦後復興と石油ショックからの飛躍
暗い歴史ばかりではありません。講演では、日本がわずか10年足らずで「もはや戦後ではない」と宣言するほどの奇跡的な復興を遂げた軌跡が語られました。アメリカの援助や朝鮮戦争特需に加え、何よりも当時の日本人の「生き抜くバイタリティ」と「起業家精神」が原動力となったという言葉は、私たちの胸を打ちます。ソニーやホンダの創業、トヨタの経営危機克服など、まさにこの時代に日本の基幹産業の礎が築かれました。💪🔥
そして、1973年の第1次石油ショック。日本経済は未曾有の危機に瀕しますが、田中角栄首相の迅速かつドラスティックなリーダーシップ(大型プロジェクトの中止、ライバル政治家の要職起用、特使派遣など)と、日本企業の徹底した省エネ努力、そして自動車産業の技術革新により、このピンチをチャンスに変えることに成功しました。日本が「省エネ大国」となり、燃費の良い日本車が世界を席巻するきっかけとなったのは、まさにこの時だったのです。🚗💡
🌟 令和の日本経済が向かう「次のステージ」へ
岡田氏は、現在の日本経済が「新しい動き」と「復活の動き」を見せていると強調します。インバウンドの復活、日本技術への再評価、そして過去最高を記録する経済指標の数々。しかし、今の時代もまた、国際情勢の不安定さなど「ピンチ」であることに変わりはありません。
「ピンチは黙っていてもチャンスには変わらない。」 この言葉が深く心に響きます。石油ショックを乗り越えたように、戦後復興を成し遂げたように、当時の日本人が必死の努力をしたからこそ、ピンチを乗り越え、チャンスに変えることができたのです。
私たちは、昭和のバイタリティをもう一度呼び起こし、先人たちの教訓を学び、それを未来に生かしていくべき時を迎えています。株式会社ブレーンは、講演会を通じて、皆様がこの時代を乗り越え、より豊かな未来を創造するための一助となることを願っています。
詳しいプロフィールは、こちらから!
講演依頼、インターネットセミナーのお問い合わせは、こちらまで!📧
0 件のコメント:
コメントを投稿